ひとの目、驚異の進化
4つの凄い視覚能力があるわけ

マーク・チャンギージー

288頁/定価 1900円+税
発行 インターシフト(発売 合同出版)
 視覚ー進化ー脳をめぐる、最新の発見や考察をとおして、
 ひとの目の驚くべき4つの力を解き明かす!

 なぜ、ひと(霊長類の一部)は、カラフルな色覚を進化させたのか?
 なぜ、ひとの目は、横ではなく前についているのか?
 なぜ、ひとの視覚は、錯覚に陥るようにできているのか?
 なぜ、ひとの脳は、人工的な文字をうまく処理できるのか?

 ・・・視覚ー進化ー脳をめぐる、最新の発見や考察をとおして、
 ひとの目の驚くべき4つの力を解き明かす!
 (イラスト&図版多数!)

 著者のチャンギージーは、下條信輔氏との共同研究によっても知られる
 進化理論神経科学の旗手だ。

 「私たちの日々の視覚認識について、まさに革命的な考察をしている」
 ——下條信輔(カリフォルニア工科大学教授、『サブリミナルマインド』などの著者)

  視覚から「人間とはなにか」を探究する、知的興奮の書!

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 ●マーク・チャンギージー 
  
カリフォルニア工科大学・理論神経生物学の特別研究員、レンスラー工科大学・認知科学学部の
  准教授を経て、
現在、認知・知覚の基礎研究を進める研究所2AI Labsの主任。
  下條信輔氏との共同研究によっても知られる。
  チャンギージー博士の研究は、数多くのメディアで紹介されている。

 ●柴田裕之(訳者)
  
訳書にマイケル・S・ガザニガ『人間らしさとはなにか?』、ニコラス・ハンフリー『ソウルダス 
  ト』、フランス・ドゥ・ヴァール『共感の時代へ』、ジャコモ ・リゾラッティ&コラド・シニガリア
 『ミラーニューロン』など多数。


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 ::目次:: 

 ●第1章 感情を読むテレパシーの力 
      >>カラフルな色覚を進化させたわけ

 ・なぜ霊長類は色覚を進化させたのか
 ・皮膚テレビ
 ・ダーウィンの観察
 ・「裸のサル」だと良いこと
 ・女性に色覚異常が少ない理由
 ・進化で新たに登場した赤-緑軸
 ・絶妙な配置

 ●第2章 透視する力
      >>目が横ではなく、前についていると便利なわけ 

 
・リスに変えられて、チンパンジーに追われたら
 ・一つ目怪物のためのテレビゲーム
 ・見通しの悪い環境に適したデザイン
 ・視線のつぶて
 ・前向きの目はどこが有利なのか
 ・未来に実現するかもしれない視覚道具

 ●第3章 未来を予見する力 
      >>現在を知覚するには、未来を見る必要があるわけ

  ・時の刃を鈍らせる
 ・反応の遅い脳のほうが高性能
 ・オーバーシュート錯視
 ・サンショウウオの凄い視覚
 ・驚くべき幾何学的錯視
 ・飛び出す未来
 ・非ユークリッド型の現在
 ・錯視の大統一理論

  ●第4章 霊読(スピリット・リーディング)する力
      >>脳が文字をうまく処理できるわけ

 ・書き言葉のトリック
 ・野生の目を活用する
 ・シンボルによって物語を伝える
 ・単語は、ものに似ている
 ・文字の平均画数は、なぜ三か?
 ・文字に自然を見つける
 ・チューリングマシンと表記の発明

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絶賛の声!

 
見ることに関心がある人だけでなく、「自らを知りたい」人に、ぜひ読んでもらいたい本である。
 ——養老孟司『毎日新聞』

 サイエンス本が持つべき美点の全てを兼ね備えている・・2012年のNo.1
 ——村上浩『HONZ』

 盲点をつく謎解きの連続に思わず興奮させられる。
 ——谷本束『週刊朝日』

 もが持つ“超人的な視覚能力”を解く
 ——『日経サイエンス』

 本書の斬新な考察は、人間の脳にたいする我々の理解に大きな影響を与えるだろう。
 ——『ウォール・ストリート・ジャーナル』

  チャンギージーの説は、魅力的・論理的であり、その背景には信頼できる根拠がある。
 ——『サイエンティフィック・アメリカン・マインド』

  わかりやすい方法で、最先端の科学的な洞察を、明晰に語っている。
 ——『サイコロジー・トゥデイ』


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