脳の中の身体地図
ボディ・マップのおかげで、
たいていのことがうまくいくわけ

サンドラ・ブレイクスリー、マシュー・ブレイクスリー著
小松淳子◎訳 352頁/定価2200円+税
 ISBN 978-4-7726-9515-2
発行 インターシフト 発売 合同出版

脳ー心ー身体の境界を超える
最新にして最高に興味深い研究成果を、
名サイエンス・ライターがスリリングに描き出す。
心/体・・バーチャル/リアル・・自己/他者・・を超えた最先端領域へ!

医療・教育・スポーツ・ゲーム・ネットコミュニケーション・・などを
ボディ・マップの科学はどう塗り替えようとしているのか?

*ベストセラー『脳のなかの幽霊』(共著)に続く超話題作!
*ワシントン・ポスト紙による2007年度 ベスト・ブック(科学・医学部門)
*脳科学界のリーダー、ラマチャンドラン、ダマシオ、ガザニガ各氏が称賛!
*内田樹さんも絶賛!

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●サンドラ・ブレイクスリー Sandra Blakeslee  
サイエンス・ライター。著書は、V・S・ラマチャンドランとの共著『脳のなかの幽霊』(角川21世紀叢書)、ジェフ・ホーキンスとの共著『考える脳 考えるコンピュータ』(ランダムハウス講談社)など、多数。

●マシュー・ブレイクスリー Matthew Blakeslee
サンドラの息子。サンディエゴ大学で認知科学の学位を取得後、サイエンス・ライターに。

●小松淳子(訳者)
翻訳者。訳書に『プルーストとイカ 読書は脳をどのように変えるのか?』、『別冊日経サイエンス:脳から見た心の世界』『同:進化する脳』『同:脳と心のミステリー』(共訳)など。

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 ::目次::                   
 1章 身体の曼荼羅 どこもかしこもマップ、マップ 
  身体の窓・・知能は身体を必要とする・・体性感覚に注目!・・ほか

 2章 脳の中の小人 あなたの男性のシンボルが自分で思うほど大きくないわけ
  顔の隣は手・・動物の身体感覚って?・・運動アウトソーシングの拠点・・ほか

 3章 ボディ・マップの決闘 減量に成功しても太っていると思うわけ
  自分に身体のあることがわからない・・ばらばらのマップを統合する頭頂葉・・
  ・・拒食症を治したキャット・スーツ・・鏡に映る自分が許せない・・ほか

 4章 脳も運動中 メンタル・トレーニングが良く効くわけ 
  熟練の技と脳・・運動イメージ法だけがマップを変える・・ペナルティ・キックを
  なぜ確実に決められるのか?・・運動しない子どもの脳の異常・・ほか

 5章 狂った可塑性 スポーツや音楽の達人がうまくいかなくなるわけ
  目になる舌・・体部位局在の崩壊・・脳卒中による麻痺の回復・・
  ミラー・ボックスによる運動機能の改善・・口に小石を詰め込んだ雄弁家・・ほか

 6章 壊れたボディ・マップ 博士が手を下ろしていられなかったわけ
  自分の手が自分の首を絞める・・多感覚ニューロンと錯覚・・
  くすぐるまねだけで、なぜ笑い出す?・・アフォーダンスと失行症

 7章 身体を包むシャボン玉 オーラが見えたり、体外離脱したりするわけ
  多感覚ニューロンと錯覚・・オーラや金縛りを科学する・・ドッペルゲンガーの正体・・
  体外離脱を起こす実験・・場所細胞とグリッド細胞・・心霊治療はなぜ効くか?・・ほか

 8章 サルからサイボーグへ ビデオ・ゲームにはまるわけ
  能書家と道具を使うサル・・アメーバのように膨らむペリパーソナル・スペース・・
  ビデオ・ゲームや治療法の未来・・Wiiからマルチ・ホムンクルスへ・・ほか

 9章 鏡よ、鏡 あくびがうつるわけ
  ミラーニューロンとSTS・・テレパシー?・・ダンスを観ると、脳も踊る
  空間の多様体の共有・・人間のだまされやすさ・・他人の身になる能力・・ほか

 10章 心と身体が交わる場所 痛みが気分次第で変わるわけ
  島皮質、内臓感覚と情動の源・・人間の脳だけが行う統合・・
  痛みを鎮める最新治療・・・痛みは冷やすとなぜ消える?・・直感細胞と食べ物・・ほか

 あとがき 〝私〟とは錯覚なのか?

 
*もっと詳しい目次はこちら↓  
                  
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識者やメディアが絶賛!

サンドラ・ブレイクスリーは数々の好著で名を馳せるサイエンスライターだ。
面白くて当然。今回も才能を痛快に炸裂させている。
ーー池谷裕二「日本経済新聞」書評より

脳のなかに本当に実在することが明らかになりつつある様々な「マップ」が、空間のなかで我々の身体を動かすために、どのような働きを担っているのかがわかりやすく解説されている。
ーー森山和道「日経サイエンス」「読書日記」より

本書は「脳のなかの身体を治療するもの」にとって、非常に多くの示唆に富むものであり、特に認知神経リハビリテーションに携わりはじめたものにとっては、「人間をみる」あるいは「自分をみる」パースペクティブのフィルターを、格段に肥やしてくれる1冊であることは間違いない。
ーー園田義顕(理学療法士)『認知運動療法研究 第9号』より

日テレ系『人生が変わる1分間の深イイ話』で、武田鉄矢さんが紹介!

驚嘆すべき本。ボディ・イメージと脳の可塑性に関する最近の画期的な発見についての素晴らしい展望とともに、多くの洞察にあふれている。
ーーV. S.ラマチャンドラン(『脳のなかの幽霊』の共著者)

身体は心の働きにおいて無垢な傍観者ではないことが、はっきりとわかるだろう。
ーーアントニオ・ダマシオ(『感じる脳』などの著者)

最新の最高にエキサイティングな発見を脳研究から取り出し、わかりやすく伝えてくれる。
ーーマイケル・S.ガザニガ(『脳のなかの倫理』などの著者)

世界をマップ化する脳の不思議な力についての、魅惑的な探険!
ーーワシントンポスト紙

当たり前のように体をもっているという私たちの認識に、ひじょうに興味深い洞察を提供してくれる。
ーーニューサイエンティスト誌

思考を大いに刺激する、広範な読者にアピールする本。
ーーネイチャー誌

私たちの身体、心、外の世界との境界がいかにあいまいかを教えてくれる。
ーーサイコロジー・トゥデイ誌

現在進んでいる研究をうまくまとめてあり、一般読者はもちろん、専門の神経科学者にとっても必読書である。
ーーニューロン誌

・・ほか、多数のメディアが、絶賛!


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